赤髪と行く
□悲愴
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はっきりいって傷が治った猫をみて驚き半分、感動が半分程だった
そして凄まじい高揚感。
私だけに与えられた力の存在を感じ取った瞬間だった
「猫の傷が治った…?」
周りの子達は愕然として元気になった猫を見、そして命を吹き込んだ張本人に視線は移動する
自分でも信じられなかった
猫の傷が癒えていくのを見て、
「私、猫の命を助けたんだ…
私のおかげで猫は助かったんだよ!」
高揚感とともに叫んだ
そして周りを見渡す
「凄いでしょ私!
猫がこんなにげんきになったんだよ!?」
当然、みんな褒めてくれる
そう、おもっていた