仮面少女は王様の姉
□哀しみのPROLOGUE
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“なんであんたがレギュメンなのっ”
それは私の方がチーム戦力になるから
“私は努力をしたのに‼︎”
私の方が貴方の何倍も努力をした
“弟の方が上手いじゃん”
貴方はたいして強くないくせに、私の何がわかるの?
私がどんな思いでバレーをしているかわかるの?
“いいよね、天才は”
“努力しなくても上手くなるくせに”
違う、私は天才なんかじゃない
あいつよりも努力しないと、練習しないといけない
“一年のくせに”
“たいして上手くなんかないくせに”
嫌だ、それ以上言わないで
壊れてしまう、死にたくなる
いくら努力しても、練習しても天才(飛雄)を超えられない
もう、何もかもが嫌だ