Book2
□トリック・オア・???
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放課後の練習が終わり、皆が片付けを始めた頃――――――――……
兎「あかあしー。トス上げてー。」
木兎さんがいつものように声をかけてくる。
兎「……少しだけですよ。」
今日は朝にいろいろ(木兎さん曰く、皆で楽しむハロウィンパーティー)あったせいで、少し疲れていた。
いつものような際限ない練習をしていれば、さすがに体力が持たないだろう。
木「木兎ー、今日はあんまトばすなよ。赤葦に無理させんなー!」
先輩もそれがわかっているようで、木兎さんに釘を刺していた。
兎「ちぇー、わかりましたよー!」
木兎さんも渋々承諾してくれた。