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□???・オア・トリート
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赤「……………黒尾さん…。」

猿杙先輩の後ろからヒョコッと顔を出したのは音駒高校主将の黒尾さんだった。…ちなみに、魔女のような先が尖った黒い帽子をかぶっている。

黒「そんなうんざりした声出すなよ。」

赤「なんでここに居るんですか……。」

黒「ハロウィンだからだ!」

赤「理由になってないです。」

音駒も練習があるだろうに…。
何、のんきに遊んでいるんだこの人は。

兎「あー、俺が呼んだんだ。」

赤「木兎さんが?」

黒「いやー。カッコよし男クンに泣きつかれちゃ断れないわな。」

兎「泣きついてねぇし!……ただお前がいた方が確実そうだったからな。」

赤「……あの、さっきから何言ってるんですか?
っていうか何のために呼んだんです?」

黒・兎「フッフッフッフ……。」

二人はいかにも怪しげに笑うと、ゆっくりと口を開いた。
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