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□家族は大変、変わり者
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俺の住んでるこの街には、人には目にできない異形のものが住んでいる。

ここは、百合の杜。

小さな商店街と畑を持つ民家がこじんまりとある小さな街。

そんな百合の杜には山の一角に、大きな鳥居がある。

その先には賽銭箱はあるものの、建物は立ってはいない。

はずなのだ。

しかし、俺には見えている。

そう、人が見えてはいけないものが…
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