銀魂の夢小説
□あんたなしじゃ無理
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「ねぇ、阿伏兎。」
「ん?」
「あんたはずっと俺の傍にいてくれるんだよな?」
ベットに横たわりながら、団長は寂しそうに言った。
「急にどうした、気持ち悪い」
「阿伏兎だけだよ、ずっと俺の傍にいてくれるのは。師団の皆は俺を団長としかみてない。誰も本当の俺を見てくれない。でも、お前は違う。」
「言ってる意味がわからないね。」
「そう、じゃあわからせてあげる。」
そう言って、神威は書類を片付けていた阿伏兎を、無理矢理ベッドに押し倒した。
「皆、俺のことを怖がってる。それは、夜兎としてうれしいこと。でも、寂しい、温もりがない。でも、阿伏兎だけは俺を怖がっていても、ずっと傍にいてくれる。」
神威から涙がポロポロとでた。あぁ、そうか。今日はお前のままが死んだ日か。だから、いつになく弱気なんだ。いつものお前はニコニコしてて、でも、楽しくなさそうで。つかみどころがないのに、今はどこか向こう側をみているみたいで。
「団長、今日はどっちになりたい?上か下か選んでもらえます?」
「今日は特別にし、下でいい。」
顔を赤くしながら、小さい声で神威は言った。
そっと、阿伏兎は口付けをすると、ゆっくりと、神威の髪をほどいた。そして、服を脱がせていく。
行為の間も、行為のあとも、神威はずっと阿伏兎を離さなかった。そして、阿伏兎と、ずっと言っていた。