夢小説

□ダイエット
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ダイエットを始めてから約2週間経った頃である。

「ふぅ〜、結構痩せたんじゃないかなぁ〜」
と思い体重計に乗ってみたところダイエットを始めるよりも少し痩せていた。
「よし!この調子で頑張るぞぉ〜」
と息巻いていたら、誰かが訪ねて来たようでチャイムが鳴った。

「誰だろう?」
と思い確認もせずドアを開けたらそこに立っていたのは沖矢さんであった。
「沖矢さんどうしたんですか、いつもは連絡をくれるのに」
「どうされたのは秋夜さんの方ではないですか」
「え、なんでそう思うんですか」
「最近、私が持ってくるお裾分けを断っているじゃないですか」
「すいません、いつも断ってしまって」
「いえ、別に断る事については怒ってません。ただ2週間前はあんなに私が持って来るのを楽しみにしてらしゃたのに急に断るようになったのでどうされたのかなと」
「え〜とそれは〜」
と私が言いよどんでいると沖矢さんが話し始めた。

「もしかして、この間子供達に言われた事を気にしているんですか」
「うっ、はいそうです。実は今ダイエットをしていて」
「そうでしたか、確かに2週間前よりも痩せているようですが」
「沖矢さんから見ても痩せて見えますか」
「えぇ、ですが無理なダイエットは体に悪いですよ、アナタの事ですから食事を極端に少なくしたんじゃないですか」
「うっ、それは〜」
「急に食事を少なくすると体はついていかないですよ」
「うっ、でも」
「でもじゃありません、アナタの体の心配をしているんです」

「すみません」
「いえ、私の方こそ熱くなってしまいすみません」
「そんな沖矢さんが謝る事無いです。私の事を思って言ってくれたんですから」
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