IF夢小説

□公安
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注>赤井さんと降谷さんは同期設定にしてあります。
それを踏まえた上でお読み下さい。






公安庁

「赤井さん、いい加減にして下さい!」
と私が赤井さんに向かって大きな声で言ったものだから、周りの人達が驚いて私と赤井さんの方に目を向けて何が起こったのかを確認するように見てきたが、私には周りの目なんか気にしている余裕はなかった。
それもこれも、全部目の前に居る赤井さんのせいである。
そんな注目の的になっている私達のもとに、降谷さんが来た。

「どうしたんだ、そんな大声を出して、周りが気にしているだろう」
「降谷さん、悪いのは赤井さんです!!」
「と言う事なんだが、赤井何かしたのか」
「いや、何もしていないが」
「嘘つかないで下さい!!私がやる筈だった任務を赤井さんが取ったんです」
「何だ、そんな事か」
「何だじゃあありません!私に頼まれた任務です。何で勝手に人の仕事を取るんですか」
「悪いが、あの任務は君では無理だと思ったからやったまでだ」
「そんな事ありません!私にだって出来ます。無理だって勝手に決めないで下さい!!」
「俺にそんな事を言っている時点で無理だな」
「っ〜、もういいです!」
と言って私はその場を後にした。

「赤井、今のは言い過ぎだと思うぞ」
「俺は当たり前の事を言っただけだ」
「はぁ〜、そうか、それで今回は何の仕事だったんだ」
「ハニートラップだ」
「成る程、確かにアイツじゃあ無理だな」
「そうだろう」
「あぁ、だが、もっと言い方があったんじゃあないか、アイツを心配する気持ちは分かるが、アイツだって頑張っているんだ、それを勝手に無理だと決めつけるのはアイツが可哀想だ」
「そんな事は分かっている。だが、今回だけはさせたくなかったんだ」
「はぁ〜、いい加減、告白したらどうだ」
「わかっているが、こればかりは中々なぁ」
「でも、早めに告白しないと、アイツは人気だから他の奴らに取られますよ」
「あぁ、出来るだけ早めに告白するつもりだ」
「そうですか、なら俺から言う事は無いです」
と言う会話をしていたなんて、この時の私は知らなかった。
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