記念小説

□隣人
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仕事を辞めたい。
もうこれ以上仕事を続けたくない。
でも、仕事をしないと生活が出来ない。
何故、こんな事を思うのかと言うと、私は今、イジメにあっているからだ。
何故、イジメにあっているかと言うと、原因は、私の元カレのせいである。
元カレのせいと言うのも、彼は私と同じ会社に勤めていて、優秀で周りからも期待される程の人物である。
そんな優秀な人間が私みたいな凡人と付き合っていたのは、遊びだったそうだ。
付き合っていた頃は知らなかったが、彼は私以外の女性と付き合っていて、その女性は優秀で綺麗で周りからも憧れる存在の人であり、本命の彼女だったらしく、別れる時に遊びだったと告白された。

だが、別れるだけではすまなかった。
彼とは同じ部署であり私の事を、都合のいいバカな女だと周りの人間に言いふらし、本命の彼女も、私の事を見下して、「彼と付き合ったのはラッキーだと思いなさい」と言われ、何かと顔を合わせると笑われたり、私の悪口を言ってきたりする。
仕舞いには、彼が「私が居ると仕事が捗らないと」言ってきて、周りの人間もそれに賛同するように、私を部署から追い出した。
私は、部署から追い出され、他の部署に移る事になった。
移動した先の部署の人達は優しく接してくれる人達で此処でなら、やっていけると思っていたが、尚も、元カレとその彼女は私を馬鹿にしたいらしく、用事も無いのにわざわざ私の所に来ては、ストレス発散などと言って、悪口を言ってくる。
私は悪く無いのに、何故其処まで言われなければいけないのか解らず、精神的に参っている。
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