夢小説

□君の横顔
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喫茶店ポアロは、僕安室透の仕事場である。
僕は、最近お客さんの中で気になる女性がいる。その人はいつも決まって火曜日に来て、窓際の席に座り鞄の中から本を出して読みながら注文した飲み物を飲む姿が絵になっていて僕はその人の横顔が好きである、というかその人の顔を正面からあまり見た事が無いのだ。
彼女が入って来た時はいつも帽子を目部かに被り、席に座ったら帽子を外しカバンから本を出して読み始めながら、注文するので彼女の顔を見る事はあまり無い。何故、その人が気になるかと言うと、俗に言う一目惚れである。その人を見た瞬間僕の中で何か電流が流れこの人を知りたいと思った。だが彼女はいつも一人で来るから名前も愚か住んでいる場所も分からずにいるしかし話し掛けようと思っても彼女はいつも本に夢中である。中々手強い人である。
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