夢小説

□君への嘘
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ある日のある喫茶店での出来事
ある一組のカップルが別れる事になった。
「赤井さん、今なんて言いました」
と私は赤井さんに聞き返した。
「もう一回言う別れてくれないか」
「どうしてですか、理由を聞いてもいいですか」
「お前の事が嫌いになった。とにかく俺と別れてくれ話しはそれだけだ、これから仕事だから行くがお前の返事はいい、お前がなんと言おうと別れるのは変わらない、俺との関係はこれまでだじゃあな」
と赤井さんが一方的に言って喫茶店から出て行った。
私は呆然としてその場から動く事が出来ず一時経ってからふらふらと立ち上がり喫茶店を出て、どうやって帰ったかは覚えておらず家の中に入ったとたん私は泣いた。
あれからは本当に赤井さんから連絡もなかった。とゆうより赤井さんが何の仕事をしているかも知らないし、赤井さんの都合であまりデートもする事もなかった。こんなんだから別れる事になったのかなと最近思い始めた。
そんな日々を過ごして2ヶ月ぐらい経ったある日、赤井さんの同僚だとゆう人から連絡が入ったが私は赤井さんと別れたので関係無いと言おうとしたら相手が早く答えた。その内容は赤井さんが死んだと言う事だった。
何でも赤井さんはFBIの捜査官である組織を追ってるさなかに亡くなったそうだと教えてくれた。それともうひとつ赤井さんが私の事を最後まで想っていたらしい私が写た写真が赤井さんの部屋に残されていたらしくそれで私の事を知り連絡してきたそうだ。
あの冷静な赤井さんが私が写た写真を捨てずに持っていたのが不思議だと同僚の人が言っていた。
もしその写真が赤井さんが追っていた組織に見られ私が人質にされる可能性もあるのに何故捨てずに持っていたのかをそれだけ私の事を想っていたんだろと言ってきた。
あの別れ話は私の事を巻き込みたくない赤井さんの精一杯の嘘だった事が分かった。
私はその日赤井さんを想い泣いた。
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