IF夢小説

□病院
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そして、赤井先生がいる部屋に着き、一呼吸してから声を掛けた。
「桜木です。中に入ってもいいですか」
と言ったら中から声がした。
「どうぞ」
と言ったので私は中に入った。

中は割と片付けてありシンプルにしてあった。
赤井先生はと言うと、デスクの上に置いてあるパソコンで仕事をしていた。

「すまないが、少し待ってくれるか、もう少しで終わる。適当に座っててくれ」
と言われたので、適当に座って待っていると仕事が終わったのか、私が座っている反対側に赤井先生が座った。

「聞いていると思うが、今日から君は俺の助手をしてもらう。これからよろしく頼む」
「私の方こそよろしくお願いします」
と言って、立ち上がり頭を勢いよく下げた。
「そんなに固くならないでくれ」
「ですが…」
「普段通りでいてくれ」
「わかりました。…あの〜、少し聞いてもいいですか?」
「何だ」
「え〜と、何で私が選ばれたんですか?」
「それはだなぁ、君の仕事が丁寧だからだ、後は俺に媚びてこない事だろうか、それで君を選んだんだが」
「そうですか」
「あぁ(本当は君の事が好きで俺の隣りに置いておきたかたというのは言えないな)」
実は赤井先生も私と同じ気持ちだったとはこの時は知る筈もなく、今日から私は赤井先生の助手として働く事になった。
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