文豪ストレイドッグス
□黒の時代+α
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----夜----
『ん...』
「...起きたのかい?」
『ぁ...』
「ぐっすり眠っていたね」
『ん』
「萌えそう...」
『燃えるの...?』
「いや、燃えないよ?こんな可愛いノラを見ていて私は素晴らしいほどの幸福を受けている」
『...?』
首をかしげ太宰さんを見つめるが、”はぁ...”としか返ってこなかった。
「私はこんなにも君に惹かれているのに」
ぼそりと呟く太宰
言っている事を理解していないノラはごめんなさいとだけ答える
更にため息をする太宰である
なんなのだろうか
二人共目が覚め、ベッドから降りてとりあえずご飯食べようかとノラに誘いの言葉をかける
うん、と言って頷き返した。
太宰は自身のコートを羽織りノラに冷えると思いコートを差し出す。
「ほら、これ着て」
『わかった』
自分のコートを着てみるとサイズはピッタリ
目測でこんなにもピッタリ合うものだろうか...