文豪ストレイドッグス
□黒の時代+α
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私は、太宰さんに拾われて只今、太宰さんが用意した車に乗って、ある場所へ向かっているという。
『私は...どこへ向かっているの?』
「首領に会いにいくのさ」
『首領?』
首を傾げながら聞いた。
「そうだね。ノラには、少しお話しようか」
太宰さんからは色々聞かされた。
彼はポートマフィアというところに所属し尚且つ幹部だという。
首領という方は、森鴎外という。
他にもどのような事をしているのか、掟など色々聞いた。
気が付けば、車は街並みにある大きなビルに止まり到着を知らせた。
「さあ、着いたよ。その格好だと一寸あれだね。小さめの服を用意しよう。...少し汚れているねお風呂貸してあげるから綺麗にしてから行こうか」
そういうなり、太宰はノラの手を取りどんどん進んでいく。
『...?』
目の前には扉があり太宰はその扉を開けてはノラを奥にやり、綺麗にしておいで遠慮はいらないから。と言って扉を閉めた。
その部屋はシャワールームで扉の奥にシャワーが置いてあることからここで着替えて入るというような感じだった。
ノラは自身についた血を落として、元の銀髪の色、肌が現れる。
きれいにしてシャワーがあったところから出るといつの間に入ってきたのだろうか。
大きな布と服が置いてあった。
見る限りこれしかないのでこの布で体を拭き、この服を着てくれということなのだろう。
小さめのワイシャツと自分には少し長いが短パンのズボンを履いて部屋を出ると太宰がソファで待っており、此方を見るなり目を見開いていた。