テニスの王子様長編

□第2話
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幸村side



それにしても……

幸村「かわいい。」

柳「惚れた方の弱みだと俺は思うがな」

幸村「お前の目は節穴か、おすすめの眼科教えてあげるよ。」

柳「…遠慮しておこう。」

幸村「だって見ろよあのキメの細かい肌、雪のように白くて目はくっきりぱっちり。」

柳「男だがな」

幸村「まるでどっかの童話に出てくるお姫様みたいだ」

柳「男だがな」

幸村「さっきからうるさいな。俺の好みに口出ししないで?」

柳「すまん。」

幸村「それにしてもなにかきっかけを作らなきゃ」

柳「………」






担任「じゃあ、、早速だが委員会や、係を決めていこうと思う。」

幸村「これだ!」

担任「じゃあ、黒板に仕事書いてくからお前ら名前やりたいとこに書いってってくれー」

幸村「これで藤堂くんが書いたところに名前を書こう!」

柳「他に人がいたらどうするんだ?ジャンケンになるんじゃないか?」

幸村「は?そんなの許すわけないじゃん。名前書こうとした時点で消すよ?」

周り(ひぃぃい!消される!!)

柳「……ほどほどにな」





さぁ、どこに書くんだろう?雰囲気からいって、図書委員とかかな?園芸係とかだったらなおいいなぁ、


柳「おい、精市。」

幸村「なに?」

柳「例のお姫様が動いたぞ」

幸村「分かってるよ、さっきからずぅっと見てたからね」

柳「…そうか、末恐ろしいな」

幸村「さぁ、どこに……」


カッカカカ、

担任「おお!藤堂は意欲的だな!あんまりなりたい人がいないから助かったぞ」

紫苑「そうなんですか」

柳「!!!あれは」

幸村「アルバム係……あったんだレベルで知らなかったや。」

柳「クラスの記録を残してくやつだな。どうするんだ?できるのk……………もういないだと(開眼)」





知らない係だろうがなんだろうが彼に近づくためなら何でもやろうじゃないか!


幸村「………」

カリカリカリ

担任「幸村もか!ありがとうな!」

幸村「いいえ!(ニコッ)」

柳(見事なまでの作り笑顔。流石だな。それにしてもどこに行くつもりだ?)



スタスタスタ

幸村「ねぇ、」

柳(何ぃぃい!!?すぐにターゲットの元に行っただと!?なんという行動力!)

紫苑「はい、」

幸村「俺は同じ係の幸村精市。テニス部なんだ、よろしく、」

紫苑「!!よろしく!僕は藤堂紫苑、高校から立海だから話しかけてくれるなんて思ってもなくて…すごく嬉しいよ!これから宜しく!!」

幸村「ンン゙そう、だね、よろしく」

柳(よく耐えた精市!!)

幸村「それにしても実はアルバム係って、興味があっただけではいったんだけど、藤堂君は写真は得意なの?」

柳(白々しい嘘だな、精市。)

紫苑「紫苑でいいよ!写真は得意というか趣味でやってて!好きなんだ」

幸村「グフッ(吐血)」

柳(幸村ぁぁぁあ!)

紫苑「大丈夫!、?」

幸村「…あぁ、大丈夫だよ少しかwじゃなくてお腹痛くて…」

柳(苦しすぎる。苦しすぎるぞその隠し方)

紫苑「そうなんだ、お大事にね」

柳(信じたァぁぁぁあ!これからが心配すぎるなあの純情ボーイ。)

幸村「じゃあ、また、」

紫苑「うん!!」









幸村「笑顔が、かわいすぎて死ぬかと思った。」

柳「そのようだな。」

幸村「はぁ、求心のんどこ」

柳(用途が違う気がする。)
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