テニスの王子様長編

□第2話
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side幸村



さてと、入学式も終わった事だし、お姫様探しを開始しなきゃね。

クラスにはまだポツポツと空席があって、このクラスなのかはわからない。


なんだよ。みんな席つけよ。わかんないだろこのクラスなのかそうじゃないのか。


柳「精市……」


全く、みんなどこほっつき歩いてんだ。しかもなんで名簿ないんだよ。確認出来ないじゃん!!ずっと言ってるけど!

柳「精市…」

あー!イライラしてきた。

柳「精市」

幸村「なに??!いまイラついてるの!」

柳「ああ。気づいてる。」

幸村「なに?」

柳「例の新入生代表、うちのクラスかもしれないぞ」

幸村「え!?ほんと!!?」

柳「ああ。」

幸村「なんでわかったの?」

柳「朝下駄箱であいつが靴をしまった場所が俺たちのクラスのところだった。」

幸村「よしっ!じゃあ、あとは来るのを待つだけだね」

柳「…あぁ。」




これは運が向いてきたな

早く来ないかなぁ。俺のお姫様。






俺は期待に胸を膨らましながら、教室の前のドアを見ていた。



幸村「来ないなぁ。もしかして迷っちゃってるのかな?え、なにそれ可愛い」

柳「…」

幸村「俺のお姫様…」

柳「おい」

幸村「あぁ、早く視界に入れたい」

柳「おい、」

幸村「そしてそのまま手に入れたい!」

柳「妄想中済まない、精市、あそこを」

幸村「なに、」


柳が指をさした教室の後ろの席には俺の求めていた姿があった。



幸村「いた!藤堂くん!てか結構席遠いな、」

柳「ああ、だが、担任は席替えが大好きだと噂の佐々木先生だぞ」

幸村「それは脅s、頼まないといけないなぁ。待ってて俺のお姫様すぐに手に入れて見せるよフフフフフ」

柳「……(脅すと言ったな今
)」










紫苑(ゾクゾクッ、まただ!なんだろう?風邪ひいたかな?)






貞操の危機です、紫苑くん。
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