main(カゲプロ、あんスタ)
□夏休み(みかなず)
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ミーンミーンミーン……
なず「うわ〜今日は一段と暑いな…」
創「本当ですね…」
今日は猛暑日。Ra*bitsのメンバーはレッスン帰りだった。
光「暑いんだぜ〜!こういう時は走って暑くなるんだぜ〜♪」
創「光くん、言葉がおかしいです」
友也「光うるさい!余計暑くなるだろ!!」
なず「おいおい…」
帰る途中…もう8時頃なのにこんなに暑いとは…と考えながら、なずなは皆をなだめていた。校門前は特に暑い。
なず「……(こんなに暑い日はあの日以来だな…)」
みか「あれ?なずな兄ぃ?」
声のした方を向くと、Valkyrieの一人、影片みかがいた。
創「に〜ちゃん、僕ら先に帰ってますね!」
なず「わかった!…………みかちん久しぶり!」
みか「本当久しぶりやな〜♪そや、飴食べるか?」
なず「わっ、ありがとみかちん」
みかの手にはオレンジ色の飴……
いつも装備しているのだろうか。
みか「お礼なんてエエで〜………ってなずな兄ぃ裏切り者やんっ!!気軽に話しかけんといて!」
なず「話しかけたのどっちだよ」
みか「!ううっ…」
こういう所は可愛いなと思ってしまう。いや、これ以外も可愛い所はあるのだが。
みか「とっ、とにかく!何で学校いるん?今夏休みやん…」
なず「ああ、レッスンだよ。Ra*bits は筋トレもしっかりやってるからな〜♪」
みか「ーーっ!?」
ニコっと笑うなずなに何故かドキドキしてしまうみか。(分かる)
みか「そ…いう事なんやな…」
なず「何だ?俺に会いに来て欲しかったのか?」
みか「うぇっ!!?」
なず「え、本当なのか?」
顔を赤らめてコクリ、と頷くみかにまたもや可愛いと思ってしまう。
なず「そっかそっか〜♪何か嬉しいな、みかちんから会いたかったなんて♪」
そう言うといっそう顔が赤くなるみか。
みか「う、裏切り者な、のになぁ…何か会いたくなるん…」
なず「((キュウウウウン(*゚Д゚)←」
ギュッと抱き締めると、びっくりした顔でなずなを見るみか。
みか「ちょっ、なずな兄ぃ!?//」
なず「はぁ〜みかちん可愛い〜♪」
みか「……………」
いきなり黙りこくるみかに変化を感じるなずな。
((ドンッ!!
なず「み、みかちん…?」
みか「なずな兄ぃ……俺だって…男、やし…」
今の二人の体制はみかがなずなを押し倒している……いわゆる床ドン、というものだ。
みか「女の人みたいななずな兄ぃの事…可愛いって思うんや…」
なず「お、女みたいな!?Σ(-∀-)」
いつもとは違うみかの目に、「ああ、綺麗な目だな」と思ってしまうなずな。こんな状況なのに。
みか「だから……ヤらせて欲しいんや、けど」
なず「!!?!」
あの純粋(多分)だったみかからこんな言葉が出てくるなんて誰も思わないだろう。作者の妄想以外は。
なず「み、みかち…………んっ!?」