main(カゲプロ、あんスタ)
□俺のヒーローは可愛い人。
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あ〜…………どうしよう鬱だ。
千秋「おーい高峯〜!」
ユニットのリーダー…部活の先輩…というか…部長である、
千秋「どうしたどうした!!早くしないと」
この暑苦しい人を、
千秋「遅刻するぞー!!!」
翠「あー、はいはい…分かってます」
……好きになってしまうなんて。
何で惚れたのかと聞かれても分かるわけない。いや、逆に俺が知りたい位…
何でこんな…しかも男を………
千秋「高峯!ギリギリみたいだな!!と、いうことで午後のユニット練でまた会おう…☆」
翠「あ、はい……早く行ってください。あんたの方がクラス遠いでしょ、三年だし」
千秋「おぉ!高峯ありがとう!!☆」
翠「普通っすよ、ってか早く行け」
千秋「うっ…な、何故そんな酷いことを言うんだ……少しでも俺はお前と一緒に居たいぞ…!!」
翠「ウザい。しょうがないでしょ」
………このまま一緒に居たら先輩の可愛さにやられるから。
そう口に出した言葉はもうあの人には聞こえていないのだろう。
あー…鬱だ、本当。
あの人はいつも明るくて、楽しそうで…俺と真反対。
でも、好き。
こんな気持ち伝えたら先輩はどんな反応するんだろう。
気持ち悪がる?
引く?
驚く?
…嬉しそうに、する…?
翠「……あーー…」