デジモンアドベンチャー タケル

□蒼き狼!ガルルモン
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「アグモン」

「何?太一」

「お前何でまたグレイモンから、アグモンに戻っちゃったんだよ」

確かに太一さんの言う通りかもしれない。

「それは…」

「それは?」

「僕にもよく分かんないや」

「えー、あわわ」

その時、デジモンの声が聞こえて岩を砕いて、デジモンが出てきた。

「なんだ、あれは」

「モノクロモンや、でもおとなしいデジモンやさかい、心配せんでもええやろ」

「そんなこと言ったって、こっちに向かってくるぞ」

「もう1匹いる」

丈さんの言う通り私達の後ろに居た。

これじゃあ挟まれちゃった!

「まずい、挟み撃ちにされた…」

「皆逃げろー」

「「うわー」」

モノクロモン達から逃げて私達は岩陰に隠れた。

モノクロモン達は戦い始めた。

「あいつら仲間同士で戦ってる」

「なぜだ」

「縄張り争いでっしゃろな」

「今のうちに行きましょ、行きましょ」

私達はその間に別の方向に逃げることにした。

その時タケルくんが転んでしまった。


「うわぁ」

『タケルくん大丈夫?』

「タケル」

「大丈夫か?」

私とパタモン、ヤマトさんがタケルくんに近づく。

「平気だよな、タケル」

「うん、ビアンカちゃんありがとう、僕は平気だよ」

『そっかならいんだー』

私達はまた走りだした。

私達は途中から歩いてると、ミミさんが疲れたと言った。

「もう少し頑張れよ、ミミ」

「足が太くなっちゃう」

「太い方がいいんだよミミ、その方が支えるにも土を蹴るにも」

「あなたと一緒にしないで」

私も太い足は嫌かなー。

『2人はどっちの足がいいと思う?』

「「ビアンカは今のが一番いいよ!」」

『本当?嬉しい!』

私とロップモン、テリアモンは笑いあった。

「それにしても、奇妙な色の夕焼けですね」

「そろそろ日が暮れるみたいね」

「どうします?暗くなってから進むと危険ですよ」

「におう、においまっせ、真水のにおいや、あー飲み水確保や、湖、湖でっせ、あそこでキャンプしまへんか」

テントモンが急に飛んで上の方に、行って湖を見つけたらしい。

「あたし賛成、もうこれ以上歩けない」

「わーい、オイラ泳ぐ」

「ゴマモン待てよ」

「俺も今日は、此処までにした方がいいと思う」

「皆疲れて腹もへってきたしな」

「よし今夜はあそこでキャンプだ」

私達は湖の方まで歩いていった。

「わー、大きな湖」

「ここならキャンプに最適ね」
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