デジモンアドベンチャー タケル
□灼熱!バードラモン
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私達はジャングル?の中をまだ歩いていた。
「なんの音だ?」
機械音みたいなのが聞こえてきて円盤みたいなのが頭上を通り過ぎていった。
「歯車みたいだったな」
「空飛ぶ円盤じゃないの?」
「歯車型の隕石だったりして」
「なんにしても、いい感じのするモンじゃないな」
円盤?の話をしていると突然タケルくんが転んでしまった。
「痛ったた」
「大丈夫か?タケル」
太一さんがタケルくんを持ち上げた。
「痛い…けど大丈夫我慢する」
『我慢しなくてもいいんだよ?』
私はタケルくんが心配で声をかけた。
「そうよ、痛かったら痛いって、言ってもいいんだから」
「うん、本当はちょっとだけ痛い」
「大丈夫?タケル」
「あんさんに言われたないな」
私達はその言葉で笑った。
でも私も足手まといにならないように気をつけよう。
「さあ、行きましょうか」
「そうだ泣きごと言ったって始まらないからな」
「そうは言っても、どっちに行ったらいいかなんて誰にも分からないし…」
「それは確かにそうだけど…」
私達は同じ景色のジャングルじゃどっちに行けばいいのかなんて分からないから困ってしまった。
「あたしは空が居てくれればそれで安心」
「そんな…100%安心されちゃっても困るんだけどな責任とれないよ」
「100パー?」
「いい、いい気にしなくて」
「責任とれ…」
空さんとピヨモン以外歩きだした。
「何じゃれてるんだよ」
「余裕だな」
「好きでじゃれてるんじゃないわよ」
空さんとピヨモンが追いついてきた。
「ピヨモンは人懐っこいデジモンなんや」
「なるほど、デジモンによって性格がそれぞれ違うんですね」
『2人は双子だけど性格がちょっと違うよね?息はぴったりだけど』
「「そうかな」」
うん、息ぴったり!
「あっ、森からぬけるぞ」