デジモンアドベンチャー タケル
□冒険!パタモンと僕とロップモンとテリアモンと私
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「東ー、エレキの海、エレキの海ー、西ーパタの山、パタの山ー、両者!見合って見合って!はっけよいのこった!」
『頑張れー!』
「のこった!のこった!のこったー!」
「えいっ!」
「どああー!」
綱引きでパタモンが勝った。
「パタの山の勝ちー!」
『わー!』
「わーい、勝ったー!どお?もう1回やる?君の気がすむまで、何度でもやっていいよ」
「けっ、見損なうな、負けは負けだ、始まりの町へようこそ歓迎するぜ」
『良かったね、タケルくん』
「うん!」
「しばらくこの町でゆっくりしていくといい、もっともベビー達の世話でそうゆっくりも出来ないかな」
「うん、ところで君は、あの山に帰る方法知らない?」
「あ…あの山って?ム…ムゲンマウンテン?」
「そう」
「あ、あの山に登る気か?それだけは止めた方がいい、あそこにはデビモンが…」
確かにあの山に行けば皆にあえるかも!
「『知ってる』」
「そのデビモンにお兄ちゃん達をどこにやったのか聞かないと」
「聞いて素直に教えてくれるような相手じゃないぜ、何たって凶悪なデジモンだからな、どうしても聞きたいっていうんなら戦って倒すしかないな」
確かにその通りかも知れないでも…。
「戦うのだけはいやだ!」
「いやって言っても…」
「何か方法があるはずだよ、戦わなくてもいい方法が」
「そんなのがあったら…」
「さっきの気持ちを思い出して、皆で一緒に笑ったよね、何かが起きる気がするんだ、僕達の心が1つになった時…」
私はタケルくんが考えてる事がとっても素敵だったと思った。
「もしかしたら!」
「「どこ行くの!」」
「ちょっくらギアサバンナまで、ピョコモン達の村があったろ?あいつらにも今の話をして…うん、皆の心が1つになった時、バラバラになった島が元に戻るかもってな」
「島が元通りに?」
「予感だけど…俺はそう信じたい!」
『とっても素敵!』
エレキモンは走って行った。
「かいかいかいー」
「『どうしたの?』」
「かいーの!…はじめまして」
ボタモンがコロモンに進化した。
『おめでとう』
私はロップモンとテリアモンを見た。
『どうしたの?』
「「ううん、なんでもない」」
『進化したい?』
「「ビアンカを守れるならしたい」」
『私も進化させてあげたいな、どうしたらなるんだろうね?』