デジモンアドベンチャー タケル

□迷宮のナノモン!
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「これが?」

「ええ、エテモンが僕達の居場所を知る為のネットワークに違いありません」

至る所にあったケーブルは、エテモンが使っている物らしかった。

「そ、それじゃ僕達がここでこうしてるのも、探知されてるんじゃないのか?」

「えー!じゃ早く逃げなきゃ」

「逃げましょ逃げましょ」

「まあまあ、落ち着いて」

「此処で逃げても、すぐまた感知されるだけだ」

私達は光子郎さんがパソコンを使っているのを見ていた。

「何してまんのや?」

「やっぱり!エテモンのネットワークの情報です、他にも何かつかめるかもしれない」

「なあに?このマーク」

タケルくんが光子郎さんのパソコンの画面を見て言った。

「ん…メール?でも誰から?」

「まさか、敵からじゃ!」

「開けてみろよ、光子郎」

「はい」

光子郎さんはメールを開く事にした、そこには大きく”助けて”の文字があった。

「助けて?」

「私を助けてくれたら紋章のありかを教えよう」

「紋章だって?」

「何者なんだ一体…」

私達は話合いの結果、メールに書いてある場所に行ってみる事にした。




「どうするんだ?それがもし敵の罠だったら」

「でもゲンナイさんみたいに味方かもしれないし」

「見捨てるわけにもいかねーだろ」

「そろそろのはずですが…」

私達は光子郎さんの案内に従い歩いていると、タケルくんのタグが光った。

「光った!」

「近いな」

「あ!タケルこっち!あれだよ紋章!」

トコモンが見ている方を見ると、紋章らしき大きい石版があった。

私達はその石版に走って近づいた。

すると眩い光りをはっし、紋章がタケルくんの持つタグへと入って行った。

「僕の紋章だ!」

「やったねタケル」

「どうやら罠じゃなかったみたいだな」

「残り一つの紋章は助けてくれた後に、場所を教えてくれるそうです」

私か空さんのを助けたら教えてもらえるらしい。

「よし!じゃあ、早速助けに行こうぜ」

「あっ、あれ!」

ミミさんが見ている方を向くと、ちょっとした洞窟になっていて、しかも壁一面に不思議な文字が書かれていた。

私達はその中に入って行った。

「間違いありません、アンドロモンの町やケンタルモンの遺跡で見たのと同じ文字です、違うのはこの文字だけ」

光子郎さんはそう言って、壁の一文字を手の平で消したら、洞窟の中が明るくなった。

「やはり…ここではエネルギーがプログラムによって発生してるんです」

「え?どういうこと?」

「つまり、こうやって壁に書いてあるだけのプログラムを書き換えるだけで、電気を付けたり消したり出来るんです、多分此処もこうすると…この付近の地図ですね」

光子郎さんがまた、壁の文字を触ったら空中に地図が出てきた。
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