僕が殺す理由
□序章 幕開け
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月の光のない夜。僕は標的に近づく。白く光る刃を持って。鈍い感覚。じわじわと苦しむのを見たいが叫ばれたり、助けを呼ばれるのは困る。一発で仕留める。赤い液体がこちらへ飛んでくる。
「さよなら」
そう言い立ち去る。標的を狩った後は快感と後悔という感情が出てくる。しばらく経つと後悔は消え、快感だけが残る。
なぜ、殺すのか。
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