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□喧嘩組について語りたい。
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喧嘩組について語りたい。
「えー、お集まりのお二方。本日は足を運んでいただきありがとうございます。感謝します」
「呼ばれましたー！！どうもージャックハートです！！」
「・・・仕方がない。君に呼ばれたんだからな」
「あぁあ？！黙れ腐れ林檎。お前の意見なんて誰も聞いてないよ」
「うるさいぞチビ。目立たないからと言って汚い言葉を使うのは好感度を下げる行為だぞ。愚かだな。ど・チ・ビ！」
「っっっお前調子に乗るのもいい加減にしろ！！僕の方が人気あるから嫉妬してるんだろ！身長が高いだがなんだが知らないが無様だな、一生林檎愛でて死ね！」
「うるさい少なくともお前よりは人気はあるし嫉妬はしていないそっくりそのまま言葉を返してやる。お前みたいな薄っぺらいトランプは一生ワンダーランドとやらで薔薇にペンキ塗ってくたばれ」
「あのー・・・・宜しいでしょうか」
「・・・ごめんね、今このクソ林檎と決着が着いたら話できるんだけどこいつマジでしつこくてさー。キモくてさー。マジごめんねーってこいつも謝ってる」
「っっ！！今の聞いたか？！！このチビどれだけ私を侮辱すれば気が済むんだ恥を知れ恥を」
「・・・あのね、」
「はあぁあー？いい加減にしろよ。いつもは人間が見てるし他のヴィランズの目もあるから加減してやってるけど、今はそうはいかない、よ？」
「望むところだ。お前のようなひ弱なひょろひょろなど敵ではない。秒殺だ秒殺。表に出ろクソガキ」
「・・・いい加減に、しろって」
「あーもーアッタマきた。そもそもお前となんて仕事したくなかったんだよ。デカいだけの脳筋野郎」
「ああこっちのセリフだ。お前のみたいな奴がいるなら最初からこんな仕事していなかっただろう。取り柄のない空っぽエンターテイナーめ」
「いい加減に、・・・・」
「ほんと殺したい。僕悪くないよね？ねぇ？」
「そうやって彼女を巻き込むのはやめろ。意地の悪さは本当に世界一だな」
「いい加減にしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！」
「いいですか。世の中には言っていいことと言ってはいけないことがあります。お互いすごい汚い言葉を使ってましたね、ジャック？」
「だ、だってこいつが」
「ジャック！！！」
「・・・う、・・・はい。」
「アップル、あなたもあなたです。相手のことをガキだのチビだの言ってましたけど私から見れば同格です。同じです。大差ないです」
「・・・・すまない。大人気ないところを見せた」
「アップル、敬語」
「・・・！！！・・・す、すみませんでした・・・」
「いいですよ。仲が悪い、喧嘩組・・・それが貴方たちの味ですから。売りですから。でもね、そういうのはビジネスでいいんです。プライベートもそうだと面倒です。うざいです。煩わしいです。それにですよ、」
(どうするんだよ、お前のせいで説教が始まっただろ！)
(何でも人のせいにするなっ！ここは落ち着いてもらうまで待つしか・・・)
「ねぇ、ちゃんと聞いてますか、お・ふ・た・り・と・も」
「・・・はい」
「・・・はい」
でも本当は、こんな喧嘩組が大変美味しいのであり、私たちの心は潤されていくのである。
需要と供給が、成り立っています。
今日もヴィランズは平和です。