らぶ☆ぱにっく

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次の日わたしは和也に会わないようにそっと家を出た

これから、どうしようかな…
毎日、逃げる訳いかないし…

あんな恥ずかしい事されて合わす顔ないよ…

あんな…恋人でもないのに…

『はぁ…』

『どうしたの?』

ふと心配してくれた友人が声をかけてくれた

『ううん!何でもない!ちょっと寝不足かな?』

『大丈夫?』

『ありがとう!ちょっと屋上で風にあたってくるよ』

『行ってらっしゃい』


そう言い屋上に向かう
幸い誰もいないみたいでゆっくり出来そうだ

ガチャッ


『匡一!?』

『俺じゃ悪いのかよ』

『い、いやぁ別に…』

一人になりたかったけど仕方ないよね…

『あれ?一人なんだ?和也は?』

『…え?』

『あのマンション結構、声響くんだな、お前の声ドアの前通ったら聞こえたぜ昨日』

『う、うそっ』

『嘘じゃねぇよ』


鋭い視線で見つめられて目がそらせない


『ほら…こっちこいよ』

『キャッ…』

逃げようにも後ろは壁で…


『ちょっ何するの!』

『昨日みたいな可愛い声…俺にも聞かせてくれよ』

『やっ!!』

逃げる隙もなく唇を塞がれる


『んっ』

ピチャッ

壁に押し付けられた背中が少し痛い
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