私の指先の魔法〜ミルス・クレア〜

□ミルスクレア
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チュンチュン




窓の外から聞こえてくる小さな鳥たちの鳴き声




‥‥‥


「セシリア、起きて。朝よ」



ゆっくり瞼を開ければそこには見慣れた寮の部屋


横を見るとアミィもまだ起きたように、パジャマを着たままだった。



「おはよう、アミィ‥」


むくりと起き上がってあたりを見回す。



このミルスクレアに来てから1週間。


‥‥本当は学校ということ場所に通うことが怖くヒトに慣れないわたしは苦労した。


学校という場所に入る前に2年間ヒトに混じっても困らないようにたくさんのことを学んだ。


文字、言葉、魔法の呪文、そしてなにより人間らしさ。



「セシリア、わたし今日は授業の前に先生のところ行かなくちゃいけないから先に行ってるわね。ごめんね。」


「うん、行ってらっしゃい」


わたしはそういうとゆっくりと起き上がる




‥‥よしっ、準備しよ!








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