はたけ家族の物語

□序章
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序章

第四次忍界大戦後
ほどなくして俺とカカシ先生は結婚した。
男同士という異例の結婚だったけど、サクラちゃんやようやく帰ってきたサスケ、綱手のばぁちゃんやイルカ先生、里の仲間たちだけでなく、我愛羅やビーのおっちゃんも、みんな俺たちを祝福してくれた。
そして今日はカカシ先生の家に一緒に住むため、カカシ先生と一緒に、俺の家の引っ越し準備をしていた。

「どうしたのナルト?ぼーっとしちゃって」
「あ、うん、ここで色々あったなーって」

最初はひとりぼっちだったこの家も
カカシ先生やみんなに出会って次第に明るい家になっていった。
カカシ先生と付き合うようになってからは、先生の家か、俺の家に互いに泊まるようになって、俺の家にもカカシ先生の物が置かれるようになった。
それが俺はたまらなく嬉しかった。

「…ここを離れるのは寂しい?」
「んー少しだけ。でも俺、カカシ先生と一緒に住めることのほうが嬉しいってば!」
「ナルト…幸せになろうな、俺が絶対、幸せにするから」

俺は男だから、先生の子供を生んであげられないし、正直先生には俺じゃダメなんじゃないかと思ったことだってたくさんあった。
けれど先生は俺のこと離してくれなくて、俺も先生を絶対離したくない。
だから俺は俺の持てる力全てを注いで、俺だって先生を幸せにしてやるんだ!

「こちらこそ、だってばよ!」

俺、うずまきナルトは

はたけナルトになりました。



結婚してしばらくして、あんな事件が起こることは、この時の俺たちはまだ知らない。
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