日向の5人姉妹

□第7章
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その後今に至るまで


くみside
両親が不慮の事故で亡くなって2日がたった。大学の方はそろそろ行かないといけないから、今日は行くことにした。だけどやっぱりなんだか車が怖くて、バスで通っていた大学も同じ大学の芽依に一緒に歩いていってもらうことになった。



芽依はすごく優しいから、私のことを気にかけてたくさん連絡くれて今日も一緒に歩いていくことになって、いっつもは私が全部やってあげるくらいなんだけどそんな気にもなれなくてでも芽依はそれを察してくれたみたい
「久美、ほんまにつらいよな、なんか芽依にできることあったら言ってな」
なんて言うもんだから、私は史帆姉に一応言わないでおいてと言われたことを話すことにした






「正直私すごいショックでさ、受け入れられなくてまだお父さんとお母さんいるんじゃないかとか、この世にいないのを信じたくなくてグスッ、なんで私たちなんだろうねって、神様に怒られるようなことなんかしたかなって、泣」



芽依side


「ごめんね、芽依こんな弱気で」なんて
涙をぽろぽろこぼしながら久美は芽依に抱きついてきた


久美はあの姉妹で2番目だから、甘えられへんのやったと思う、
だからこれでもかってくらい安心できるように抱きしめてあげた



しばらくすると、
芽依ありがとねって言って
芽依から離れた。


ひとつ問題が起きて、、
芽依にだけ言っておくね、芽依のお家のみんなには言ってもいいよって深刻そうな顔をして言ってくるから思わず唾を飲み込んだ




「あのね、菜緒のね声が出なくなったの
菜緒ってさほんとに強がる子だからさ、私たちに怖い、助けてって
言えなくて私達もいっぱいいっぱいだったからSOSに気づけなくて、
そしたら体にストレスが溜まっちゃって今はね頷くことと泣くこととでしか感情を表せなくてさ、
ほんとに妹を守れなくて
お姉ちゃん失格だね私、グスッ」



芽依は唖然として言葉が思うように出てこなかった。
だけど胸がキューって苦しくなって
このままじゃいられへんって思った。

「久美、自分を責めたらあかんで、菜緒だってちっともお姉ちゃんが頼りにならないなんて思ってないはずやで、
大丈夫や、久美も史帆も美玲も彩花も誰も悪くないねんで、」って
久美の手を握って言ってあげると
そうだといいんだけどねって弱々しく手を絡めてきた。


あれから久美を家まで送り届けて、美玖達の帰りを居間で待つ。
菜緒の声のことどうやって伝えようかな、美玖が動揺したらどうしよう、美玖が菜緒のこと守らんといけんな、









しばらくすると、
3人揃って高校から帰ってきた
芽依がみんなより早く帰ってくるのが珍しいからなんでいるの?なんて言われる
「話したいことあるから一旦カバン部屋に持っていって着替えてからここ来てな〜」って言うと
「は〜い」と返ってきた






改行とか反映されてなくて変な感じなんですけど許してください〜、


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