進撃のリヴァイ

□第1話 悪魔の帰還
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ここはドイツ。
ローゼ地区のとある閑静な住宅地の中央にあるちょっとしたストリート。

そこには老若男女問わず親しまれている
弁当屋があった。


【弁当屋】そんまんまの店名だ。

赤レンガの壁にオレンジがかった屋根の建物に、一人の男が店内に入っていく。


「いらっしゃいませー!!」


ダァン!!

赤いバンダナを巻いた若い娘が
元気よく挨拶した。

そして彼女の目の前に足を置いて
目が点になっている間に黒髪の男は呟いた。


「帰った。」

「お客様、警察呼びますよ。」

男の名前はリヴァイ・アッカーマン
ブルーグレイの瞳に鋭い目つき、
髪は黒髪でツーブロックスタイルでいる。

160cmと小柄だが、異様な圧がある。

彼の知り合いと見れる若い女性は
慣れないようなカウンターに消毒用アルコールを降ってから布巾で拭いた。

彼女の名前はステラ・ラル。

この夢小説の地味で苦労人な主人公だ。
身長は154cmくらいと小柄ながらに腕力はあるのか重いフライパンでテキパキ野菜炒めを作っていた。


ステラは後輩のジャン・キルシュタイン(高1.サッカー部)とバイト中である。

ジャンもなかなかの高身長で
175cmはある。
馬面で性格もあまりよくないが、
悪いやつではない。

ジャンが先輩であるステラに偉そうにいって肘で殴られた。


「おぃ、いちゃついてじゃゴハァハア!?」

「強盗と闘ってんだよ!!」


ジャンは小柄な先輩に顎を殴られるも、
黙々とキャベツを切る。
ちら。と、カウンターを見るとまだ
怪しい男…リヴァイが椅子に座って足を組んでこちらを睨みつけていた。


「どうすんだよ。」

「追い出すから待ってて」


ステラは注文した野菜炒めを弁当箱に入れてから、時計を確認してリヴァイに伝えた。


「リヴァイさん、私シフト12時までなんでちょっと待って貰うか、先に帰っててくださいよ。…会社は?」

「直帰した。…明日は謝恩会だ。」


はぁ、そうですか…。と、
間の抜けた顔で彼女は頷く。
ステラは明るいブラウンの髪に明るい緑の瞳をしている。

髪を下ろすと2歳年上の姉と間違られるために髪を結んでいる。


(あーぁ…なんで会社によらずにこっちにくるんだよ。面倒くさいなぁー。)


リヴァイを見ると視線が会ったのでギクッとして目を反らす。
彼とステラは長い付き合いで
出会いは16年前になる。そこは詳しくお話するが二人は兄妹のように育つ。


彼女がなぜリヴァイと合うのに憂鬱そうなのかは後に分かる。
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