進撃のリヴァイ

□第3話 戸惑い、狂う。
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夜空の寒空。
寒さと熱さが混じり合った。

あの後のことはあまり記憶にない。
ただ、気づいたら家に着いていて寝かされいた。いつもの黄色のパジャマを着ていた。

リヴァイが送ってくれたのか、
昨日はうろ覚えで、思い出せない。
母の声が下から聞こえた。


「ステラぁー!…朝だよー!?」


むくりと起き上がり翌日の朝。
餌付けしてる。雀のチュン1とチュン2が餌をくれ。と、窓を叩いてくる。


はいはい、とステラは鳥の餌を出して
ベランダを空けて餌をやった。
寒いのですぐに締めてしまうが、
一時の癒やしだった。
 
(あれ、夢だよな。夢だったのか?)


スマホを見るとラインがあり、
戦律が、走る。リヴァイからだった。
絵文字のない簡素な文体。

だが、昨日の記憶が、蘇ってきてベッドに倒れ込む。


「返事をきかせろ。」

「ゔぁあああああああ。」


夢じゃなかった。どうしよう。
キスされた感触が蘇り真っ青になる。

(まって、選べってあれ、告白だったのか?!……分かりづらッ!)


ステラは頭を抱える。姉の好きな人に告白されてしまい、悩んでいる。

彼女は顔をキッと、してスマホ片手に
タタッと返事した。

「よし。」


お断りいたします。


簡単に返事をすると。
リヴァイからの鬼電があってびびる。

「ひ、ヒィ!……も、もし、もし…」

「言え。」

「あ、あの…いきなりですよ?…今は無理ですよ。」

「お前を社会的に抹殺」

「脅迫じゃねぇーか!!」


リヴァイの絶対に諦めない姿勢に負けてしまい、彼女はいった。それで後悔することもしらずに。

「…な、なんで私なんですか?リヴァイさんだったら、もっといい人が沢山いるじゃないですか。」

「何度も言わせるのか。悪趣味だな。」

「うるさい!もう切るぞ!!」


無理やり電話を切ると、
リヴァイは舌打ちをして、2件先の自宅にいた。近距離すぎる。

彼はさらに目立たぬが、大胆な手を練っているのだ。


ステラは今日バイトの日だったが、
時計を見れば「遅刻」と、血の気が引いて急いで階段を駆け下り、リビングの朝食の用意をしている母親に告げてリュックを背負って家をでた。


「あ、おはよ」

「遅刻したぁあ!」

「おにぎりは食べていきなさい。」


母親は急ぐ娘のリュックにおにぎりを詰め込んでいく。つよい。
慌てて自転車を走らせて、ステラは猛スピードでバイト先に向かうと。


「……え。」

本日都合により、休業いたします。

貼り紙をみやり、スマホを確認。
店長のイアン・ディートリッヒから謝罪のラインが。

「ラル…すまない。骨折をして暫く店をあけられなくなった。」

「そんな…馬鹿な…。」


ドシャッと膝から崩れる。
それを金髪の少年が見かけて声をかけてきた。

「先輩、大丈夫ですか?」

「アルミン君」

ステラの高校の後輩のアルミンである。
彼もまたバイト先が同じで、
お店にかけつけたようだ。

「…店長骨折したみたいで、数ヶ月お店を休むそうなんです。」

「店長大丈夫かなぁ。…」


良心的な二人は店長の心配をするが、
バイトができないと生活費が捻出できないとお互い落ち込む。

「どうしましょう。」

「うーん…タウ●ワークとかで調べるか…あんまり考えたくないんだけど、
自由の翼株式会社だったら、アシスタントのバイトしてたかもしれないから、明日電話してみようか?」

「えっでも。先輩は?」

「私はいいよ。アルミン君おじいちゃんと二人暮らしでしょ?私はスーパーの惣菜とか探してみるし。」
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