long (Marco)2
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そこは真っ暗で何もない空間。
遠くに人影が見える。マルコだ。
「マル。。。」
手を伸ばしながら声をかけている途中で気が付いた。マルコが抱いている人影に。
なんでその人を抱いてるの?
なんでその人に笑いかけてるの?
私の伸ばした手は空を切って指先から何かが溢れ落ちていくそんな感覚を覚えたところで目が覚めた。
あたりは薄暗い。
扉から少し明かりが漏れて男たちの話し声が聞こえる。
ようやくそこで何者かに捕まったという現実を思い出した。
サッチごめん。あんなに気を付けろって心配してくれてたのにこんなことになっちゃって。きっとマルコにサッチも怒られちゃうね。
いや、もうマルコは。。。
「サラさんのとこだから怒る権利もないか。」
ようやく暗闇に目が慣れてくると、斜め上に窓があることに気が付いた。
もう外は暗い。
ぼんやりと光が入るのは隣の部屋の光なのか、それとも月明かりなのか。
親父さまの船に乗ってる以上、ここで捕まってみんなに迷惑をかけるわけにはいかない。
もし私がモビーに乗っていることを相手が知らないのなら黙っていた方が賢明だと思う。
誰か私が捕まった事に気付いて心配かけてるんだろうな。。
マルコも、私の事を。。。
ガチャっと扉が開いた。
「おい、起きてんじゃねえか。」
私が目覚めた事に気付いた男が仲間を呼んで私に近づいてきた。
「チビのくせに女らしい中々いい体してやがる。最初子どもかと思ったが充分熟してんじゃねえか。」
男が私の顎に手をかけて持ち上げる。
男の手が、体温が気持ち悪い。
私はひたすら無言を貫いていこうと決めた。
「今日はゆっくり楽しもうや。島の女どもはみんな白ひげのクルーに持ってかれてんだ。俺たちだって女を抱きてえ。なぁ?」
「とりあえず、脱がせろよ。服着てちゃわかんねえ。」
男がナイフを服に当ててビリリっと服を破った。
「中々いい肉付きしてるな。俺好みだ。女はぽっちゃりしてるくれえが抱き心地がいいってもんよ。」
「おお!胸も柔らけえぞ。」
3人がかりで服を脱がせ、胸やお尻を撫で回してくる。
男たちの一人がベルトに手をかけチャックを下ろすと既に勃っているものを取り出してきた。
「おい、口でご奉仕してみろよ。」
顔に押しつけられるモノに嫌悪感しかない。気持ち悪い。
他の男に秘部を舐め上げられる。
ゾワゾワする。もう本当に気持ち悪くていやでいやで仕方がない。
「こいつ喋れねえのか?声もあげねえってムカつく!ちょっとは声を上げてみろ!」
いきなりお腹を刈り上げられてぐうっと声が漏れてしまう。
「声、出るじゃねえか。これから俺たちが鳴かせてやるからもっと声出せよ??」
身体中を舐め回すやつ。
ひたすらモノを口に突っ込むやつ。
秘部を乱暴な手つきで触るやつ。
本当に嫌悪感の嵐で、このまま死んでしまいたい。
本気でそう思った。
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