long (izo)
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あれからしばらくマルコに質問攻めにあっていると他の隊員から宴の準備が出来たとの報告が来てそのまま移動となった。
船内がまだわからない私はまたイゾウに手を引かれたまま甲板へと移動して言われるがままに親父様の隣へと腰を下ろした。
その周りにマルコをはじめとする隊長が勢ぞろいしているのはきっとまだ私と言う存在を認めていないからだ。
「おう!きたか名無しさん!酒は飲めるんだろうなぁ?」
「はい!飲めます!。。。親父様」
「グララララっ親に敬語なんざ使うんじゃねえ。普通に話しやがれ。」
それから親父様の号令と私が新しい妹だと言う紹介をされた後、今度は親父様からの質問攻めにあっていた。
「名無しさんがいた世界ってのはどんなだ?海賊は強ぇやつがいたりすんのか?」
「親父様、そもそも私の世界に皆さんみたいな海賊はいないの。船もあるけど飛行機って言って空を飛ぶ船?みたいなのがあってみんなそれで世界を見て周ります。」
「船が空とぶのかよい??」
「うん。そんな感じ。でね、速度も早いからどこにも寄らずに飛んでたらおそらく2〜3日で一周できちゃう。」
「旅の面白味がねぇな。」
私の当たり前の日常にあった車やPC、電化製品の話を一通りすると親父様だけじゃなくみんな興味がある様で、特にマルコは熱心に聴いてくれた。
「じゃあ名無しさんのいた世界では争い事はないの?」
「国によってはあるかな。私の国はそもそも銃や剣を持っちゃいけない国だったから。」
「そんな平和なところから来たんだ。お嬢ちゃんこれから大変だぜ?まぁ飲めよ。」
「ありがとう。ラクヨウさんであってる?」
「おう!よろしくなお嬢ちゃん!」
少し離れたところでイゾウが肩を震わせているのが見えた。
「イゾウ。。。」
「あぁすまん。ラクヨウ、こいつはこう見えて40だ。」
「「「えーーーーーー」」」
もう、このリアクション飽きた。
「グララララっ中には妹じゃなくて姉ちゃんになるやつも多いなぁ。まぁどっちにしても仲良くやんなぁ。」
「名無しさん姉かぁ。あ、俺エース!以後お見知り置きを。」
「ふふ。エースよろしくね。」
うんうん。やっぱ太陽みたいな笑顔ね。
ルフィもそう笑うんだろうなぁ。
「名無しさん姉俺はハルタね。ところでどこの隊に配属になるの?」
「まだ決めてな「じゃあ名無しさんちゃんは4番隊がもらうっ」うるせえよい!!勝手に決めるなよい!!」
サッチのとこかぁ。ここに入れたらティーチ事件はすぐにわかりそうだな。
これから起こるであろうティーチの事件を思い出して胸がつきんとした。
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