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□返還
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空を舞う白いカモメがバラバラと新しい手配書をばらまく。



その手配書はルフィたちをはじめとする麦わらの一味の元にも、ひらりと舞い降りた。





「ん?……っ!?
み、みんなあああ大変だあああ」



のんびりとお昼寝を楽しんでいたチョッパーが跳ね起きて皆を集める。



「ん?なんだチョッパー。」



「た、大変なんだ…!これ見てくれ…!」




そこには朝まで一緒にいたミアの顔があった。


「なになに…懸賞金…30億!?」


「なんだこりゃ!ルフィなんか目じゃねぇぞ…」


サンジは咥えていたタバコをうっかり落として驚いた。



「30億って・・・まともじゃないわ。一体どういうこと!?」


「リマオが、本気でミアのことを探し始めたということかしら」


ロビンは冷静に思考を巡らせた。



「さ、さんじゅう…なんと…ヨホホ…私、腰が抜けてしまいました…」


「や、やべえぞ…いくら七武海が一緒だからって、こんな大金かけられちゃあ…」


「んー。こりゃあSUPERまずいな。
おいルフィ、俺たちもミアたちを追いかけるか?」




「ん?んーーーーー。
いや、いい」




ルフィはしばらく考えるとあっさり否定した。



「おいルフィ、本気か?俺たちはあいつらが海軍に付け狙われねェように別行動とってたんだろ?
手数が多いほうが包囲網とか、抜けやすくなるだろ」


「そうよルフィ、ミアも病み上がりだし…」


「ルフィ!俺もミアたちを追いかけたほうがいいとおもう!」



「でもよぉ、あいつらが決めたことだろ?
俺たちが勝手に首突っ込むわけにはいかねえ。
鷹の目だっているんだ。ミアは大丈夫だ!」



「…なんだ。そういうこと」


ナミはルフィの考えていることがわかってほっとした。



「じゃあ、俺たちの目的地は敵の本拠地ってとこか」


「リマオね」



「そうだ!敵の本拠地をぶっ飛ばして、ミアを捕まえようとしてる連中を止めるんだ!」



「おいいいいルフィやめようぜそんな危ないことはあ!30億だぞ!?相手がどんな奴かもわからないってのによぉ…」


ウソップは涙目になりながら懇願した。



ルフィたちは近くの島から情報を集め、少しずつリマオについての情報を集めていくことにしたのだった。
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