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□目的
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航海を続けていたルフィたちは、今日も楽しく自由に船旅を楽しんでいた。


「なあ〜次の島はいつ着くんだー?
俺もう腹減って仕方ねえよぉ〜なあーーサンジー!」


「うるせぇ!お前がいつもみたいに無駄食いしてるからだろーが!
あぁ、でも心配しないでくださいねナミさん。
君の分は必ず、あのバカどもの分の食材を使ってでも美味しく作ってあげるからね…」

「あーはいはいありがとサンジくん」



見渡す限り青い海で、穏やかな気候が続いていた。


「んぁ〜!こんだけいい天気だと、昼寝でもしたくなるよなー!ゾロはこんないい天気でも鍛錬してんのかよー?」

芝生でゴロゴロしていたウソップが、甲板から聞こえる素振りの音にあきれていると、チョッパーがぽつりとつぶやいた。



「ミアに会う前も、こんな感じのいい天気だったよな」


その声を聴いた一同がぴたりと動きを止めた。

甲板で素振りをしていたゾロがひょっこりと顔を出す。

「心配すんな。なぜかは知らねえが、鷹の目が海に飛び込んでまで助けにいったんだ。
…生きてるだろうよ」


「それにしても、どうしてミアさんをそこまでしてお助けになられたんでしょう?
あの時は、ホント、目が飛び出るかと思っちゃいました!あ。私、飛び出る目、ないんですけど」

「そのミアってのは、俺は知らねえからなあ。」

フランキーが首を傾げる。

「あの、鷹の目のミホークの斬撃に飛び込んでいくなんて、無謀だとは思ったけど…。
あの子、本当に大丈夫だったのかしら」

本を読みながらロビンがつぶやいた。


「大丈夫だ!きっと生きてる!
ミアはそんなよええ奴じゃねえよ!」

ニッとルフィが笑うと、一同も信じて笑顔を見せた。
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