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□返還
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「海軍か」


「え?」


突然呟いたミホークの言葉に反応し、退屈でゴロゴロしていたミアはバッと体を起こす。


「軍艦だ。」

「あちゃー。でもミホークは海賊っていっても七武海だし、別に問題ないんでしょ?」



軍艦はみるみるこちらに近づいてくる。

すると中将らしき男がミホークに向かって叫んだ。


「鷹の目のミホーク!
貴様が連れている女は、ある国から捕縛を依頼されている!大人しく渡してもらおう」


ミアは全く心当たりがなく首をかしげる。

「私ってリマオ村出身なんだよね?国に追われるような事した記憶ないんだけど....」

「いずれにせよ、道を開ける気がないならば斬るまでだ」


「抵抗する場合は、七武海と言えど容赦はしない!」


ミホークは黒刀を手に立ち上がった。

「下がっていろ」

「あぁ...」

ミアはミホークの後ろに下がる。



シュン....スパァ!!



事は一瞬で、軍艦は真っ二つになった。

海軍が大砲を撃つより速く、軍艦は海へ沈んでいく。

「...流石っ」


ミアは師匠の背中をみてニッと笑う。


「行くぞ。面倒な事になった」


棺船は進路を変えて進み出した。



みるみる沈んでいく軍艦で気絶している兵士の手には、

ONLY ALIVE
懸賞金30億
青刀使いのミア


一枚の手配書が握られていた。
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