#乃木メンッ!
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若月「にしてもさ、なーちゃんは麻衣に甘えるようになったよね」
生駒「がるるるる…」
若月「威嚇しない」
『い、い、だ、ろー』
若月「煽らない」
西野「…せやなぁ」
そんな話題に対して、
西野は昔を思い返すように…。
若月「…なーちゃん聞いてる?」
言葉を発したものの、一切乃木の背中から顔を上げないため、若月が確認する。
するとようやくひょこっと顔を出した。
西野「聞いとるって笑」
若月「ごめんって笑、
だって顔がめりこんでるから笑」
『顔がめり込んでるからってワード強いな』
生駒「ね、昔はもっとうちがその立場にいたのに」
西野「せやなぁ」
生駒「麻衣怖いーっ言ってたのに」
『え、そうなん、いや、目、あ、怖っ、思い出した』
若月「なんかすごい喋ったけど単語笑」
乃木は生駒の言葉に驚いたように、
肩口から背中を覗き込む。
それに対して、
西野はその優しい目線にしっかり目を合わせる。
肩越しに見つめ合う2人。
これすらもかつてはできなかったことだ。
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