#乃木メンッ!

□#7
3ページ/9ページ











若月「にしてもさ、なーちゃんは麻衣に甘えるようになったよね」


生駒「がるるるる…」


若月「威嚇しない」


『い、い、だ、ろー』


若月「煽らない」


西野「…せやなぁ」











そんな話題に対して、
西野は昔を思い返すように…。



















若月「…なーちゃん聞いてる?」










言葉を発したものの、一切乃木の背中から顔を上げないため、若月が確認する。




するとようやくひょこっと顔を出した。













西野「聞いとるって笑」


若月「ごめんって笑、
だって顔がめりこんでるから笑」


『顔がめり込んでるからってワード強いな』


生駒「ね、昔はもっとうちがその立場にいたのに」


西野「せやなぁ」


生駒「麻衣怖いーっ言ってたのに」


『え、そうなん、いや、目、あ、怖っ、思い出した』


若月「なんかすごい喋ったけど単語笑」













乃木は生駒の言葉に驚いたように、
肩口から背中を覗き込む。






それに対して、
西野はその優しい目線にしっかり目を合わせる。










肩越しに見つめ合う2人。
これすらもかつてはできなかったことだ。









.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ