#乃木メンッ!
□#7
5ページ/9ページ
それは私が乃木坂で初めてセンターを務めたばかりの時のこと。
ねぇ君、俺らと遊ばない?笑
軽いスッカスカの言葉。
そんなボールが、センターにしてもらったばかりで怯えてばかりの私には重くのしかかる。
振り向かずに私ではないことを祈りながら歩き続ける。
おい!そこのお前だって!!
そんなことをしていれば、
ボールが気付けば砲丸に代わっている。
スピードが緩んだ足。
途端に回り込まれる。
数は3人。
時刻は夜ということもあり、顔をはっきりと伺うことはできない。
が、敵わないことは容易に理解できる状態だった。
何も言わず目線も合わせない。
こういうものは関わらないのが1番だ。
…だが、もう絡まれてしまっている。
「っ」
すると1人が顔を覗き込んできた。
気持ち悪さに息が漏れる。
その時だった。
あれ?この女、
乃木坂46のセンターのやつじゃない?笑
.