#乃木坂荘

□#5
4ページ/7ページ












秋元「2人ともだいじょぶ〜?笑」


生田「いぇーい!!」


秋元「ちょっ…急に叩かないで!笑」


生田「真夏。わたしよ。」


秋元「はいはい、知ってるよー」


生田「私のハイタッチスピードについてこなくちゃ。」


秋元「なんなのそれ笑」


生田「ちょっとおトイレ。」


秋元「ちゃんとしてるのかしてないのかどっちかにして笑」










開始1時間。


いつも通りおかしくなり出した絵梨花は、大騒ぎしたと思ったら静かにすくっと立ち上がってトイレへ向かう。




足取りは普通だが、右手と右足が一緒に出ている。






その後ろ姿をソワソワしながら見送った真夏は、
苦笑しつつもう1人に目を移した。










秋元「絢音ちゃん、だい…じょ…う…b…」








すると、向かいの席から絢音がじっと見つめていた。








真っ赤な顔で、頬杖をついて、上目遣い。




普段のクールな彼女からは考えられない緩み切った目元。





潤んだ唇。






秋元「ちょっ…すごい赤いけど大丈夫?」


絢音「まなつさぁん…?」


秋元「な、なに?」






たまにしか出ない彼女の猫撫で声が漏れまくっている。








.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ