リクエスト小説

□気づいたとき 【上】
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『おい、お前さっき、俺の足蹴っただろ?
おい!!!なんとか言ってくんねーと お前が反省してるか分からないわけ!!!』




『ご、ごめん…
わざとじゃない!!!!信じてくれよ』




『今さら言い逃れすんな!!!!!』




そういって木村くんは、今日も他の三人の仲間たちと一緒に一人の男子を囲んで殴り始める







私 木内梨生奈 中1


私のクラスには、問題児がいる

木村遼希


彼とは小学校も一緒だった
昔は優しい人だったのに



どこで道を間違えたのか、今気づけば人をいじめるのが楽しくて仕方がない人になっていた




私は止めに入りたいけど




なんでだろう




足が進まない





私はいつも見てるのが、すごく辛い



だからわざと目をそらしてしまう






自分で自分が情けなく思える


小学生の頃は、気軽に何でもダメなことはダメだって言えてたのに…
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