記念小説
□Suki....
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僕は寿々歌が嫌いだった
全てにおいて完璧で新人の頃から皆と一味違っていた彼女の存在感と独特のキャラクター
僕は自分が1番才能があると思っていただけに、彼女を見るたびに悔しくて 完璧だと思い込んでいる自分の未熟さを感じさせられていた。
ただのヤキモチじゃないかって思うかもしれないけど、僕は負けず嫌いだ。
ましてや、女の子に負けるなんて....
認めたくなかった。
だから僕は得意なダンスでアピールしていた。
だけど、ダンスレッスンでも寿々歌はすぐにフリを覚えて完璧にこなしていた。
これじゃ、僕の勝ち目がないじゃないか!