storys
□AKIIRO
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「翔!!ほらっ、もうすぐ撮影始まるよっ」
「分かってるって!!」
世話好きの蘭七
唯一 女子の中で気の合う戦士
波長があってんのかな?
クールそうに見えて平気で変顔するし、羨ましいほど器用に何でもこなせるし...
「ちょっと、翔!!
今日は生放送なんだから、そんな情けない顔しないでよ」
「き、緊張しちゃってー」
「また?
いい加減少しは慣れなよー」
「う、うん」
「これあげる」
「ん?」
蘭七が何かをおれのポケットに入れた
手を突っ込んでみると木の実のようなものがポケットに入っていた
「ど、どんぐり?」
「そうだよ!!
よく見てみてよ!!」
どんぐりを裏返してみると、
《頑張れ!!翔ならできる》
と書かれていた。
ついでに、花の模様も可愛く書かれていた
「あ、ありがとう」
「うん!!」