04/07の日記
21:35
『時は奏でる』おさらい
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某月某日――
護廷十三隊十番隊隊長の日番谷冬獅郎は、自隊の第三席の訃報を受けた。
数日後、喪に服している日番谷の許に訪れたのは、五番隊隊長の藍染惣右介。
彼は十番隊の空席を埋める者として、自分の隊員を日番谷に薦める。
そうしてやって来たのは、黒崎一護という名の死神であった。
黒崎は日番谷を見るなり「ずっと前から好きでした!」と彼に告白した。
常識外れの黒崎の言動に日番谷は最初こそ戸惑うものの、彼の優しさと温かい人柄に徐々に惹かれていく。
その一方で、日番谷は偶々目にした市丸の姿に彼に対し、不信感を抱いていた。
密かに市丸を調査しようとした矢先。
十番隊に不明の霊圧に関する調査の依頼が舞い込む。
調査の為、現世に訪れた日番谷の前に現れたのは――前三席を葬ったと言う虚であった。
激昂した日番谷は感情に任せ、卍解し虚を斃す。
しかし現世でのしかも無許可による卍解行為を咎められ、日番谷は謹慎を言い渡される。
謹慎中の日番谷の許に飛び込んで来たのは――
黒崎一護、重傷。
という一報であった。
その一報に我を忘れ、取り乱す。
気付いてしまった――黒崎への想い。
黒崎の負傷により、日番谷は謹慎を解かれ現場復帰する。
そんな日番谷の許に入って来たのはまたしても訃報であった。
藍染惣右介の死。
そして心神喪失の雛森。
彼の死の前には旅禍の出現もあり、重く苦しい状況が彼を取り巻いていく。
心身共に追い詰められた日番谷が求めたのは、愛しい人の温もりだった。
黒崎と一夜を共にした日番谷は、全てが終わったら自分の気持ちを彼に伝えることを約束する。
――しかし、その約束は果たされないまま。
事件の真相を追う為、日番谷と松本そして黒崎の三人は、禁踏区内に在る中央四十六室へ踏み込む。
其処で彼等を待ち受けていたのは、無惨な姿になった四十六室であった。
愕然とし言葉を喪う三人の前に三番隊副隊長吉良イヅルが姿を現す。
追い掛ける三人に、彼はこう告げる。
「雛森君が君達の後を着いて来ていた」――と。
慌てて四十六室へ引き返した日番谷を迎えたのは。
傷付き倒れている雛森と
死んだ筈の藍染惣右介であった。
一瞬の内に状況を理解した日番谷は、背中に負った剣の柄に手を掛ける。
その時。
日番谷は背後から何者かに剣を突き立てられる。
振り返った日番谷が見たものは――
剣を握り嗤いを浮かべる黒崎一護であった。
彼は旅禍である『黒崎一護』を元に藍染が創った人形だという。
そして日番谷の監視役として十番隊へ送り込まれた。
つまり、日番谷の敵であった。
対峙する二人。
二つの影が交錯し、勝負は一瞬で決まった。
倒れたのは、日番谷だった。
そのまま彼等は虚圏へと姿を消してしまう。
瀕死の重傷から意識を回復した日番谷は心に誓う。
――黒崎は俺が殺す、と。
明日から始める連載はこの話の続きになります。
読んで分かりますように、かなり特殊な設定で原作沿いです。
閲覧には充分にご注意の上、お付き合いお願いします。
管理人 拝
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