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□敢えなむつぼみ
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黒崎一護。
平凡な毎日をおくっているその辺の高校生だ。


しかし!!

この状況は平凡とはいえない!!


冬獅郎がオレの膝のうえで寝ているからだ!!



「くそ〜・・・可愛すぎだって!!」



あまりの可愛さに耐え切れなくなって独り言を連発する。すぅすぅと気持ち良さそうに寝ているオレの恋人。


「あ・・・そうだ」

一護はおもしろいことを思いついた。
それは、日番谷が起きたときに自分が寝ていたらどんな反応をしてくるだろう・・・?かと。


抱きついたり・・・触れてくれたり・・・  
当然、そんなわけは無かった。有りえるとすれば一護の妄想の中だけそしてほっぺたをちょこっと軽く押してみると指先の感触が忘れられない。



「ん〜〜・・・」


寝返りを打つと一護の膝から盛大に転落してしまった。頭を撫でながら辺りをキョロキョロ見回した。


「ててっ・・・ん?一護?」





ちょっと不自然だけど一護は寝たふり。
もちろん、日番谷の反応を期待しているから。





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