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□ミニミニ☆パニック
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特に何事もなく平和なある日、黒崎一護は惰眠を貪っていた。
窓から射し込む穏やかな陽光とそよそよと吹き込む風とが彼の睡眠をより深いものへと誘う。


「…ぅ………ん……」


黒崎がベッドの上で仰向けに寝返りを打ったその時だった。


――びったん


「う……ぉう?!」


突如自分の顔面に衝撃を受け、黒崎は眠りの園から強制退去させられてしまった。


「な、なんだ?!虚か?破面か??」


半分以上寝呆けながらもキョロキョロと辺りを見回す。


「……って、誰もいねぇ」


夢か…と黒崎はもう一度寝直そうと毛布へ潜り込む。


「起きろ、黒崎」


今度は声が聞こえたので目を開くと、目の前には日番谷冬獅郎が立っていた――大きさ10センチ程の。


「へ?…と……うしろう……か?」

「日番谷隊長だ」

「ああ、その反応は正しく冬獅郎……あれ?お前縮んだか?」

「どぅーーーあれが!!ミジンコドチビだ!!!!!」

「ぐはぁ!!!!」


日番谷は容赦なく黒崎にアッパーカットを喰らわせた。


「と、冬獅郎…それ作品が違う。ここ『BLEACH』だから」


顎を押さえつつもツッコむことは忘れない黒崎だった。
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