短編3
□布団が寒いわけ
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「寒い…」
久しぶりに喧嘩して
前は当たり前だった1人入る布団
温かいはずの布団が妙に冷たくて…
お風呂で温まった体温を奪われてる気がする
「灰原こっちこいよ」
一足先にお風呂に入る彼は、いつも勝手に私の布団に入っている
「そこ私の布団よ探偵さん?蘭さんが心配するわ」
そっと彼がいるベッドに腰をおろす
「ちゃんと電話しといたよ。それより…」
「きゃ」
腕をぐぃっと引っ張られ簡単に彼の腕におさめられる
「さみ〜」
ギュッと抱きしめられた腕から温かさが伝わってくる
別に一緒の布団に入るからと言って何をするわけでもない
ただ引っ付いて一緒に寝るだけ
それだけなのに彼の存在が温かかった
「工藤くん…」
そんな彼は今喧嘩中でいない
久しぶりに1人で眠った夜、当たり前だったことが幸せと言うことに今ようやく気がついた
-END-
いつもはコナンくんが布団を温めてくれてたんですね(^-^)今の時期は誰かと眠ると温かいですね☆