短編3
□ai
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5月2日――…
今日は土曜日。
世間的には今日からGWらしく、今朝テレビをつけたら渋滞の列が映し出されていた
博士も今朝フサエさんと旅行だとかで出掛けた。
「みんな考えることは一緒なのね」
「そりゃ、休みの日くらぃ好きな人とかと出掛けたいって思うだろ」
この家には私1人のはずなのに…
「…なんでいるのよ??不法侵入よ」
「だって博士に合鍵もらったし」
嬉しそうにひらひら鍵を見せ付ける
「博士が合鍵くれたってことは哀を襲っていいってことだよなww」
ニカッと笑う彼
「ばかじゃないの??私貴方の相手をしてるほど暇じゃないの」
そう言い捨てると彼を残して地下室へ向かった
「おっおぃ!!冗談だよ。はいばっ」「そうそう。帰るときはちゃんと鍵かけていってね」
振り返らずにそう言った
あまり顔を見られたくなかったから
彼の茶々に赤くなってしまった顔なんて.....
「なんだよ…心配してきてやったのに…」
後ろからボソッと聞こえた声
そんなことはわかってる
だからこそ…
私は暇じゃないんだから…と自分に言い聞かせ地下室に急いだ
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