短編3
□ai
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5月4日――…
「じゃぁ時間だから行くな、歩美との用事もあったし気にするなよ」
そう言って絶望にくれる私の頭を撫でた
結局一晩一緒にいたけど元には戻らなかった
彼への誕生日プレゼントだったのに…
ダメになってしまった……
だったら――――…
そう思ったら不思議と身体が動いていた
――――…
「ただいま」
手に可愛らしい包みを提げて彼が帰ってきた
「あら、貴方の家は隣でしょ??」
「知ってるよ、歩美にケーキもらったんだ。一緒に食おうぜ!!」
ケーキ…??
「え……えぇ」
吉田さんのケーキは可愛らしくて頑張って作ったかんが出ていた
「オメェ食わねぇの??」
「……ごめんなさい。私はやめとくは貴方の為に作ってたやつだし」
「ふ〜んもぅいいよ」
彼は怒ったように席を立った
「後これ、返すわ」
彼のポケットから出てきたのは解毒剤だった....
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