短編3
□夢??
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「ずっと守るから」
「いつだってそばに居てやるよ」
そんなセリフを照れながら言う彼はもう……
じんわり汗をかく手に先ほどの感触を思い出す
とめどもなく流れる生暖かい血
そして蘇る彼の温かかった手
独り眠る彼
先ほどまで蘭さんが握っていた手
そっと握ると……
冷たかった
温かかった手が冷たい
もう目覚めないんだと……ようやく認識した
もう会えないんだと思うと再び頬を涙が伝った
私は………どうしたらいいの??
眠る彼に尋ねても答えてはくれなかった
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