オリジナル小説

□〜町への道〜
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僕は誰なんだろう?


何故倒れているの?


全然わかんないや・・・


まぁ〜いいや
とりあえず、町に行こう・・・


「う〜ん、どっちに進めばいいのかなぁ〜?」

リウという少女は必死で考えた。

「ま、いっか、あっちへ進もう〜」


でも、進んでも、進んでも、町に着かない、なにせ、リウは自分が誰なのか、何処に住んでいたか、分からないのだ。当然、町が何処にあるかなんて分かるはずがない。


「誰か、僕と同じ症状の人いないかなぁ〜」

当然ながらそんな人いる訳ない。


「う〜んここ、どこよ
ほんとに〜」

「知るかそれは、俺が聞きたい!!」

リウが泣きそうにしてると、二人の少女が、言い合いをしながらこっちに来ているのが見えた。

「あっ!!」

リウが一瞬輝いた顔をした。
二人の方もリウに気付いて顔を驚かせていた。

「「発見!!」」

「へ!?」

二人の声にリウは驚いていた。

「君!!町が何処にあるか知ってる?」

リウの希望は一瞬で、途絶えた。

「ごめんなさい!!わかりません!!」

「そっか〜私はアイナって言うんだ、こっちはレイ。」

「君は?」

リウは少し考えたあと、言った。

「多分・・・リウっていう名前だよ。」

((多分!?))

二人はその言葉に唖然としていた。

「お前は、自分の事が分からないのか!?」

レイが驚いたように言った。

「うん気付いたら、この、広い草原にいたんだ。」
「つまり、記憶喪失ね、
レイ、あと、少しで町に着くから一緒に連れてあげない?」

「俺は別に構わない。」

「リウは一緒に行く?」

その言葉にリウは輝いたような顔で、答えた。

「行く!!」

「じゃあ、決まり!夜になる前に早く行くよ!」


そして、三人は町向かって歩き始めたのだった・・・・・

「あっ!!道に迷ってたんだった!」

「あれ?なんか、あっちに建物がいっぱいあるよ?」
「本当だ!!あれ、町だよ 走ろう、リウ、レイ」

「うん!」
リウが嬉しそうに言った。
「ハァ〜、」
(こんなんでいいのか?)レイが不安げにため息をついた。







〜続く〜

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