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泣いて喜びますっ！
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ミイラ 笛！功刀一
「カズさん」
天気が良い中いなくなったゴールキーパーは静かな木陰で居眠りをしていた。
「ん〜？」
俯せになったカズさん、返事はすれども起きる気配がまるでない。
(こんな温かい日には仕方ないかな)
ぽけっとする私に吹く風は清々しい。
寝顔を見ようと背中を丸めて覗きこむ。
かわいい…でもかっこいい。(起こさなくちゃ)
背中を揺する「カズさん」
今度は反応なし。
触れている背中が日差しに負けない位に温かい。そっと頭を寄せてみると優しい香り、お日様の匂い。わーなんかふわふわする。耳にはとくとく心臓の音。これ、私のじゃないカズさんの。頬すりよせて抱き付くようにくっついて、目を閉じてしまった私。
後から来たキャプテンに怒られたのは言うまでもない。
ｎｅｘｔ＝犬養さん
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